こんにちは!
塾長の大村です。
今日はもう晦日。
まもなく年が往こうとしています。
さて、本日は、塾長の持論を裏付ける実験結果が明らかになったので、
どうしてもひけらかしたいのでキーボードを叩いています。
私の持論、それは男女に脳の機能差は殆どはなく、
世の中で観測されている男女差は全て
周囲の「女子は論理的思考が苦手」という偏見そのものが
「論理的に考えられない女子」を再生産して循環している結果だと
考えています。
つまり、
もともとフェアな評価があって男女差があるのではなく、
全てが偏見が原因で出来上がった現実で、
それを見て「女は・・・」などと言っているというわけです。
これには「ゴーレム効果」という名前がついており、
その原因と考えられている、周囲から受ける心理的圧力を「ステレオタイプ脅威」と言います。
これには根拠はたくさんあり、50年も前から証拠はたくさん積み上がっていて、
この考えは絶対に正しいと言い切れる自信があります。
根拠になる論文を示せと言われればいくらでも出せます。
しかし、悪い結果をもたらすとわかっている実験を
将来ある生身の若者にやらせるというのは倫理上の問題でかなり難しく、
個々の実験の規模が小さかったり、
横断研究でも実験の条件が揃わなかったりして明確な結論は得にくく、
またステレオタイプ脅威以外の要素の影響を排除するのにも限界があるため、
現時点では「ステレオタイプ脅威の影響は確かにあるがそれがどの程度のものかまでは結論を出せない」
というのがコンセンサスです。
それをいいことに差別主義者たちが「ステレオタイプ脅威など存在しない」、「女の頭が悪い」などと言い続けているのが現実です。
しかし、最近のAIの進歩によってこの曖昧な状況が解消される可能性が出てきました。
「偏見を持った教師」に有害な行動をさせるのではなく、
「偏見を持たないAI」と「もともと偏見を排除できない人間」を比較することで、
偏見による影響をあぶり出すことが可能となりつつあるのです。
そんな中出たのがこの研究成果です。
AIを教師役にしたところ、
人間の教師が教えた場合に存在していた男女の成績差がなくなったという、
もはや火を見るよりも明らかな結果が出たのです。
https://www.techno-edge.net/article/2024/12/30/3984.html
男女の脳機能差は存在しないとずっと言い続けてきた私からすると
「それ見たことか」という感じです。
囲碁の世界の話なのでそれが勉強にも当てはまるか、
「論理的思考は××」のようなところまで一般化出来るかというのはまだこれからの話しですが、
少なくとも、ステレオタイプ脅威が現実に存在し、
それが実際の成果に影響を与えることがあると言うには十分な証拠です。
これがどうしても言いたくて、今日はキーボードを叩きました。
ゴーレム効果やステレオタイプ効果の詳しい話も今後折を見てしようと思います。
ここまで小難しい話にお付き合いいただいて、ありがとうございました。