書き込むべきか…書き込まざるべきか…それが問題だ

塾長
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May 28, 2025

こんにちは。

オンライン講座のクエスタオンライン
福井県坂井市の学習塾、総合進学塾クエスタ
塾長の大村です。

本日のテーマは・・・

書き込むべきか・・・書き込まざるべきか・・・それが問題だ

ということで、「テキストに書き込まないほうがいいかどうか問題」です。

講師の間でも度々議論の俎上に上がる話題で、生徒さんからもときどき聞かれることがあります。

これに対しての私の答えは「同じテキストを2冊買って、片方に書き込む」のがベストで、「テキストに書き込まずにノートに書き込む」が次善の策といった感じです。

まず、「1冊しかないテキストに書き込む」は論外と思っています。

2回目やることを考えているか?いつも1回だけやってやりっぱなしなんじゃないの?と聞きたくなります。

ときどき、答えは赤やオレンジのペンで書き込むから、赤シートで隠せば大丈夫、という子もいるのですが、それもどうかと思います。

だって、途中式見えちゃいますよね?

赤ペンをシートで消すので、間違っているものか正しいものか見分けつかなくなりますよね。

ひどい子は間違っている途中式を答えを見た後で消しゴムで消し、普通に黒で書き直している不届き者もいます。

ノーヒント状態にできます?

頭の中ごちゃごちゃになりません?

人間の脳はそんなに賢くないです。

意識の上で整理しているつもりでも、脳は錯覚を起こします。

「テキストに書き込まずにノートに書き込む」

次善の策であるこの方法を進める理由はただ一つ、2周目、3周目をやるときにノーヒントでやるためです。

どんなにできる子でも、1発で全問正解ということはありません(もしそうなったらテキストのレベルが合ってません)。

自信と根拠を持って正解できなかった問題だけでも、2周目をノーヒントでやるというのは最低限の勉強です。

そのためには、テキストはまっさらである必要があります。

ただこの方法には1つ欠点があります。

「答えだけノートに書いていると、パッと見何を書いてあるのかわからない」という問題が発生します。

これは復習をするときの効率に影響します。

問題とノートに書いてある場所を照らし合わせて交互に見る。

ほんの少しですが、効率が落ちてしまいますし、疲れます。

問題文ごと書き写してしまえばこの問題も起こりませんが、活字より見やすい字を書ける人は稀でしょうし、そもそも読み書きがままならないとか問題文を全く読んでいないとような場合は別として、数学や理科をやっているときに書写をやる意義は無いでしょう(穴埋め問題を全文書くのはそれなりに有意義です)。

とはいえテキストを2冊も買うとなると、1冊でもそれなりの出費なのにその倍かかることになります。

なので「1冊しかないテキストに書き込むのをやめなさい」と言うと大半の生徒さんはこれを選択することになります。

有限な資源の中で成果を上げるのも立派な勉強ですから悪いことではありません。

「同じテキストを2冊買って、片方に書き込む」がベスト

いちばんのお勧めはこの方法です。

1冊は1周目にびっちりと書き込んで、復習の際の参考書になるように仕上げます。

もう片方は付箋を貼って間違った問題をチェックしてまっさらなままおいておき、2周目・3周目をやるときに使います。

これなら「答えだけノートに書いていると、何を書いてあるのかわからない」という問題が起こりません。

‍2周目・3周目をやるのに支障もありません。

完璧に仕上がった段階でまっさらの2冊目はメルカリで売れます(笑)

コピーして使うという手もなくはないですが、コピー代とコピーする手間を考えると買ってしまったほうが安上がりではないでしょうか?

「テキストは1冊だけ、1周目をやる前にスマホで撮影しておく」という手も

‍私ぐらいまでの世代はこれで終わりでした。

‍しかし、今は「スマホ」という魔法の杖があります。

1周目をやる前にスマホで撮影しておいて、テキストにはびっちりと書き込み、2周目以降はスマホに撮っておいた画像を見てやるという手もあるのです。

自分の買った著作物を自分で使うために複製する権利は法律で認められていますから、何の問題もありません。

ただ、この方法だと複製を作る手間は無くなりませんし、画像をまとめて撮ってきちっと整理しておかないと何がなんだかわからなくなるという別の問題が起こります。

間違った問題のチェックが書き込んだ側でしかできないというのもネックと言えばネックです。

スマホを触っているうちに脱線してしまうということもあるかもしれません。

この方法もアリだと思いますが、ベストではないように思います。

まとめ

と、いうことで、私の一番のお勧めは「2冊買って片方に書き込む」でした。

ただこれは万人にとっての正解ではありません。

予算も有限です。

自分で工夫して、試行錯誤するのも大事な勉強です。

日々の学習の中で、自分にあったやり方を模索していってください。

いますぐお試しください!

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