2024年学診テスト・令和7年(2025年)度福井県立高校入試のボーダーライン・勉強の進め方

塾長
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November 16, 2024

※この記事は2024/10/6時点での情報に基づいています。必ず最新の情報をご確認ください。

こんにちは!

クエスタの大村です。

いよいよ学力診断テストの本番が近づいてきましたね。

来年2025年の県立高校入試のボーダーライン・学診テストの準備について、現時点での情報を基にお話しします。

令和7年(2025年)度福井県立高校入試の予想ボーダーライン

まずは今回の学診テストの成績を基準とした各高校の令和7年度入試の予想ボーダーラインを見てみましょう。

今年の学診テストの平均点次第でこの予想は変わってくるので、必ず最新情報をチェックしてください

まずは藤島と高志から。

去年の学診テストの成績と今年の入試結果から、今年の学診の成績を基準とした令和7年度入試の合格可能性を考えると、

学診425点以上で合格率99%・405点以上で80%・390点以上で60%・370点以上で30%という感じです。

去年は高志高校の倍率が高かったこともあると思いますが、

入試結果を見てみると初期の予想よりも高志のボーダーはかなり上がっており、

予想した通り合否のボーダーラインとしては高志は藤島に並んだと言えると思います。

一方で巷で言われているよりかなり低い点数でも合格している生徒さんもいますので、

学診テストが11月で受験まで3ヶ月あり、この間に適切な指導とご本人さんの努力があれば逆転は可能ということです。

その他、羽水高校は探求は360点、普通は280点もあれば安泰(99%)でしょう。

実際の探求の今年の入試の安全圏としてはもう少し下ですが、高志のボーダーが上がっているので、

羽水探求に受験者が多少流入するのではないかと睨み、10点アップの予想です。

福井商業は学科によって定員を上回ったり、

下回ったりということを繰り返していて、ちょっと読みにくいのですが、

商業科は300点、他の定員を上回っている学科では280点あれば安全圏(99%)という感じです。

学診テストの準備

基礎の学習を終えるべき範囲

まずは何と言っても、出題範囲までの学習を復習まで含めて終わらせることです。

終わっていない人は、まずは大急ぎで終わらせることです。

高志・藤島・武生探求を狙っている生徒さんは、そこから一歩進んで、次の範囲の基礎学習までを終わらせるべきです。

特に英語が重要です。

英語:接触節・関係代名詞・後置修飾・SVOO(what節)

数学:相似(相似の利用まで全部)・円の性質

理由は後述しますが、学校と同じペースでは受験本番までの演習量が決定的に不足するためです。

基礎の範囲の学習を大急ぎで終わらせるには、当塾の「すらら」が有効です。

入試や学診の演習用としてはちょっと不十分ですが、

自学自習でもどんどん先に進める・弱点の発見と補強に強い・内容が凝縮されているので短時間で終わる

という優れた特徴があります。

現在位置の把握と志望校の確認

学診テストの具体的な対策の話に入る前に、まずは今の自分が置かれた位置を把握しましょう。

学診テストの出題範囲までの学習が終わったら、学診テストの過去問が手に入る生徒さんは、2年分の過去問を解いて、

プロの人に採点してもらい、平均点をとって上に表示した80%以上・99%以上のラインと照らし合わせてください。

(うちの塾の生徒さんはうちで無料でやります。)

載っていないものは塾に来て聞いてください。

過去問が手に入らない人は、直近2回分の確認テストの点数の平均を0.9倍した数値を使ってください。

10月の福井新聞模試の判定結果を用いてもいいです。

その場合は福井新聞模試の判定は厳しめに出るので、99%ラインはA判定、80%ラインはC判定位と思えばいいです。

学診の点数が合格80%ライン×0.85よりも下の場合や福井新聞模試でD判定以下だった場合は志望校の再考が必要な段階です。

その場合でも、今の段階で決めなくてもいいのですが、妥協することが可能かどうかによって、

勉強のやり方・学診テストへの挑み方を変える必要があります。

学診テスト対策

①80%合格ラインに乗っている場合・C判定以上だった場合・合格80%ライン×0.85より下/D判定以下でも妥協可能な場合

入試本番に近い演習問題も含め、学診対策に取り組みましょう。

とは言っても、入試対策=学診テスト対策です。

学診テストばかりに気をとられていては本末転倒ですし、入試対策の演習をすれば自然と学診テストの対策になります。

なので、入試対策として有効な演習をするということに重心を置きましょう。

過去問は今の段階では学診テスト4年分・県立高校入試1年分くらいをやれば十分で、あくまでも課題発見のために使います。

(ただし、県立の過去問は指導要領の改訂後間がないため、令和3年~令和6年の問題のうち、2年分はこの先のためにとっておきましょう)

やりっぱなしなんてもっての外。

過去問そのものの復習→課題を書き出す→課題クリアのための勉強

まで含めてワンセットです。

それ以外には、全国の公立高校入試で出題された問題を学習済みの範囲でやり込んでいくと良いでしょう。

市販教材では「全国高校入試問題正解 分野別過去問」シリーズが網羅性が高くおススメです。

但し、1冊が高額で、全分野を年数揃えるのが大変なのと、

やみくもに全部やるのはアホなので、自分でどの問題をやるべきか判断する必要があります。

(うちの塾は「過去問1000本ノック」という講座があり、

豊富なプリント教材はタダ・追加でテキストを購入する場合も¥1,000~¥2,000で済み、

行き詰ってもすぐ解説が受けられ、問題はプロの目で選びます)

②合格80%ライン×0.85より下/D判定以下でどうしてもその学校に行きたい場合

学診テストは入試本番ではありません。

あくまでも進路指導や今後の勉強の参考にするためのテストです。

照準を合わせるべきなのは入試本番で、今のあなたはかなり遅れをとっている状況なので、

学診テストの対策なんてチンタラやっている場合ではありません。

今は今までの学習範囲での弱点をつぶすこと・中3までの基礎の範囲の学習を少しでも先に進めるにとにかく集中すべきです。

中3までの基礎の学習が終わるのが早ければ早いほど、演習の時間が確保でき、

逆転合格の可能性が高まりますので、今すぐ、とにかく1分1秒を惜しんで前に前に進んでください。

(ただし、学診テストの過去問だけは3年分くらいはやった方がいいです。)

あなたには数字を突き付けられようが、「どうしてもその学校に行きたい」と思う強い意思があるのですから、そうすれば絶対に大丈夫です。

福井県の中学生に決定的に足りていないもの

福井県の中学生に決定的に足りていないもの、それは演習量です。

私は公立入試の競争が激しい首都圏の塾での指導経験がありますが、

そこで公立高校上位校を目指す生徒の間では、

「遅くても中3の夏休みが終わるまでには中3の範囲の勉強を終わらせる」というのが常識でした。

入試本番の問題は無限に考えられるパターンの中から何が出るのかはわからず、

最近の入試は総合問題も多く、とにかくたくさんの思考パターンに慣れておかなければならないので、当然です。

福井の塾に初めて勤めてみて驚きました。

12月にもなって中3の範囲が全部終わっておらず、過去問を1度もやっていないという子がごろごろいます。

集団クラスでも学校に合わせた進行でした。

英文法の小テストで満点を取るような子が、「長文が時間内に読めないから、必要なところだけ読んでいる」と言うのです。

中3の12月にもなって、です。

名前は出しませんが、塾の指導も実に杜撰なものでした。

歯抜けの成績管理、弱点分析もしない、演習管理もしていない、英語の長文も読み足りない。

子どもたちが悪いのではありません。とにかく指導者側の意識が低すぎるのです。

熱意のある生徒さんだけがほとんど自力で演習に取り組み、結果を出しているような状況でした。

福井の全部の塾がこうではないと思います。私は知りませんが、きっとすばらしい塾もあると思います。

ですが中堅規模の塾でこの有様だったので、相応の緊張感を持って指導している塾が果たしてどれほどあるのか疑問です。

塾にいる間に、気まずさも感じながらいろいろ改革に取り組みました。

でも、一介の講師1人が出来ることには限度がありました。

それが独立して今の塾を立ち上げた動機の一つでもあります。

少し、話が長くなりましたが、とにかく、

塾講師も生徒も演習量の確保という意識が低すぎて、演習をし足りないのです。

高校入試本番での勝敗はいかに演習量を確保するかにかかっています。

そのために必要なのが、「中3範囲の基礎を早く終わらせる」ということです。

特に重要なのが英語・数学です。

社会や理科・国語は、全範囲が終わっていなくても解ける問題が結構ありますので、

基礎の学習と並行しながらでも本番に近い問題で演習をどんどんやっていけばいいと思います。

しかし、英語の場合は、仮定法までは必須ではないものの、

少なくとも関係詞節による後置修飾が終わらないと読めない長文がたくさんあります。

数学にも相似や円の性質を絡めた総合問題があります。

また、英語・数学はB問題があり、難易度は普段の学校の授業や定期テストとは比較になりません。

このため、英語・数学では基礎範囲の学習を少しでも前に進め、余裕が出来た時間で演習量を増やすことが重要となります。

高志・藤島・武生探求特進志望の生徒さんはさらにその重要度が増します。

旧帝・早慶上理ICU進学まで見据えている生徒さんは「合格できればいい」なんて眠たいこと言わないでください。

ゴリゴリ演習をこなして、学校トップ合格くらいは目指しましょう。

基礎範囲を早く終わらせる・実践的な問題で演習量を確保するために最適な講座

ここからは宣伝になりますが、きっとお役に立てますので最後までどうかお読みください。

「基礎範囲を早く終わらせる」「実践的な問題で演習量を確保する」のが重要だということは、

ここまでお読みいただいた方はお判りいただいていると思います。

それらに有効な当塾の講座をご紹介します。

まず「基礎範囲を早く終わらせる」このために有効なのが、

オンライン教材の「すらら」です。

すららには、以下のような特徴があります。

  • わかりやすい対話型のレクチャーがあり、講師・教師抜きでも学習が進められる
  • 必要な学習が凝縮されているため、学校や塾でやるより早く学習を進められる
  • 学習計画と進捗管理の機能があり、計画的に勉強が進められる
  • いつまでにどこまでというのが分かれば、逆算式に必要な勉強量が分かる。
  • オンラインでプロ講師のコーチングが受けられる

次に、「実践的な問題で演習量を確保する」ために有効なのが、

自立学習と個別指導を組み合わせた「過去問1000本ノック」講座です。

過去問1000本ノックには次のような特徴があります

  • 公立高校入試で実際に出題されたことのある問題だけを集めたものがメインの教材で、県立高校入試や学診の対策には最適
  • 自立と個別指導の組み合わせなので、集団や個別よりも遥かに高回転で演習でき、行き詰ってもすぐに解説を受けられる
  • プリント教材はタダ・追加でテキストを使う場合でも¥1,000~¥2,000で済む
  • 平日は3時間¥2,000・日/祝/休は5時間¥3,000で受講できる(時間単位ではなく日単位の課金です)

両方の講座で、オンライン自習室・公式LINEでの質問・AIチャットボットへの質問が使える特典付きです。

受験生の皆さんにきっとお役に立てることと思います。

お問い合わせをお待ちしております。

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